新型ハイラックス用キャンパーの話

2017年10月29日

新型ハイラックスのデモカー入荷し、早速あちこち走り回ってきました。タイヤが17インチ65タイヤのなった関係か少しゴツゴツ感はありますが、やはり今時分の車なのでとっても良い感じです。昔の荒々しいいわゆる4WDというようなワイルドな乗り心地は改善されておりました。大きくなっておりますが、その大きさはほとんど感じられず、運転席に座っている限りはむしろコンパクトになった様な印象を持ちました。最小回転半径の数値が大きいので心配しましたが、よくハンドルも切れて住宅街の道幅狭い所でも大変と感じることもありませんでした。こりゃ皆が欲しがる車に仕上がってきたなぁと思います。1ナンバーだから車検期間が短いだとか、高速道路がお高いとか、全長が5mを超しているとかご批判もあるんでしょうが、現在北米を除く世界で販売されているトヨタのワールドワイドの車をお近くのディーラーで手に入れられるこの現実を考えれば誠にもって嬉しき事と私は思います。とにかく乗り易くてよく出来た車です。

限定販売されたランクル79は4Lのガソリンエンジンで5速マニュアルでしたが、今回のハイラックスはディーゼルターボでオートマ車なので、特にワイルドさを望まない方にも受け入れやすいのだろうなと思います。でもまあランクル79のあの荒々しさも私は好きなんですけどね。

早速キャンパー仕様の諸々のパーツの開発に着手しています。まずキャンパーですが、ノーマル幅の最大サイズのキャンパーの設計図面は書き終えました。色々な形状も検討しましたが、結局従来と似たスタイルに落ち着きました。形に凝って不便さが増し、より高コストになって価格を無駄に上げるのは良しとしませんので。古めかしいとお考えになってしまう方には申し訳ないのですが、やっぱり私はこれがいいので我侭をご容赦いただきたく思います。

今回製作するものは、ちょっと色々な装備を付けて不便なく使いたい方向けで考えまして、価格もそれなりになってしまう予定です。しかし私のこれまでの実際に使ってきた経験からやっぱりこうあればね!というものをご提案いたしたく思っています。あれいらないこれいらないではなくて、あれ欲しいこれも欲しいでまずは行きます。そして次にシンプルな寝る事重視キャンパーをと考えています。多くを望めば価格は上がり、装備や外装をシンプルにすれば価格は抑えられるのは当然ですが、購入される方のスタイルでお選びいただければと思っております。

本年中にキャンパーを仕上げ、また足廻りなどのパーツの開発も終わらして2月の幕張展示会にてお見せ出来ましたらと思っています。

私はやっぱりトラキャンが大好きで、ワクワク感、ドキドキ感は最高です。また日本車でこれが出来るなんて最高にうれしく思っております。(ミスティック佐藤)