第30回 ライター岩田のトラキャンライフ

2024年05月06日

ライター岩田のトラキャンライフ

 

第30回 ハイラックスのトラキャンに3年乗った正直な感想

 

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前回のコラムでもちょっと触れましたが、キャブコンからトラキャンに乗り替えて4月25日で丸3年が経ちました。シェルが完成する半年前に納車されたハイラックスは、3年半で走行距離5万5000kmオーバー。ハイラックスがある生活、トラキャンがある生活は、まさにバラ色の日々でした。トラキャンに乗り替えて3年間、後悔したことは1度もありません!

 

これまでもトラキャンのメリットについてたびたび触れてきましたが、今回はより具体的に、その魅力についてお話したいと思います。ボクにとってのトラキャンのメリットは、大きく2つ。ズバリ、「ハイラックス単体で普段使いできる」ことと、「見た目のカッコよさ」です☆

 


常に「自分が好きなクルマ」に乗れる幸せ

 

荷台に脱着式キャンパーシェルを積載したトラキャンは、「シェルを降ろせばピックアップトラック」「シェルを積めばキャンピングカー」と、2WAYで使えるのが最大の特徴です。ボクにとって、この2WAYスタイルは「最高!」の一言! これができるからこそ、トラキャンを選んだといっても過言ではありません。

 

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ボクにとって一番のメリットは、「いつでも自分が好きなクルマに乗れる」こと! キャブコンクラス以上の大きなキャンピングカーを所有する場合、軽自動車など使い勝手のいいクルマをセカンドカーにするのが一般的だと思います。そうすると、せっかく1000万円以上かけた自慢のキャンピングカーがあっても、普段乗っているのは中古で買った軽自動車ばかりで、キャンピングカーは年に数回しか動かさないなんてことも……。

 

でも、トラキャンなら常に自分が好きなクルマに乗れるんです! ボクは普段シェルを降ろしているので、ハイラックスがゲタ代わり。日々の仕事から買い物や送迎などのチョイ乗り、日帰りドライブ、スノボまで、ハイラックスをフル活用しています。ハイラックスが大好きなので、仕事現場まで1人で長距離を走っても、近くのスーパーまでチョイ乗りしても、乗ること自体が「楽しい」と思える! これは、クルマ好きにとって最高過ぎるメリットですよね~☆

 

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走破性や安全性などハイラックスの魅力はたくさんありますが、ボクにとっての一番は国産車最大クラスのビッグなボディサイズと迫力あるデザインです! ボディが大きくて小回りは利きませんが、10年もキャブコンを普段使いしてきた身にとっては「ラクでしょうがない」といった感じ。本場のフルサイズトラックにも憧れますが、今みたいにゲタ代わりに使うには大きすぎて、キャブコン時代のようなストレスを感じてしまうと思います。逆に、現行ハイラックスよりもコンパクトな古い国産ピックアップトラックだと、クルマとしての性能や居住性に不満を感じてしまうはず。

 

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結局、自分にとっては、現行ハイラックスがベストなんです。そう思えるクルマを常に乗り回せて、シェルを載せればキャンピングカーとしても使用できる。それが、トラキャンに乗り替えて一番よかったことですね♪

 


周りに「カッコいい」と言われるキャンピングカー

 

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20代から30代半ばまでゴリゴリのマッスルカー(アメ車)乗りで、給料のほとんどをクルマにつぎ込んでいました。そんな生活を送るくらいですから、「カッコ悪いクルマには乗りたくない」というスタイルへのこだわりは、人一倍強かったと思います。

 

アメ車からキャンピングカーに乗り替えて後悔したことは1度もありませんが、心の奥底に「見た目」に対する不満だけは常にありました。そのため、少しでもカッコいいクルマに乗りたいと、キャブコンをレクサス純正色でオールペンして、フェイススワップやエアロパーツ、アルミホイール、足回りフルチューンで自分流にカスタム。当時そこまで見た目にこだわるユーザーはごく少数派で、一般的なキャンピングカー乗りとは違う視点でお金を使っていたと思います。しかし、どんなにカスタムしてもキャブコンはキャブコン。仕事でカスタムカーのイベント取材などに行くと、スタイル重視のクルマたちに囲まれて、コンプレックスのようなものを感じてしまったこともあります。

 

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しかし、トラキャンに乗り替えてそうした感情は払拭されました☆ ピックアップトラックが文化として根付いている北米生まれのトラキャンは、アメリカンなルックスがアイデンティティ。ボクにとってトラキャンは、若かりし頃のアメ車時代に少しだけベクトルを戻した感覚です。日本ではピックアップトラックだけでも目立ちますが、そこにアルミサイディングのシェルを載せると、気分はまさにアメリカン! 日本のキャンピングカーでは圧倒的少数派なので、どこに行っても注目の的です。

 

この「カッコいい見た目」こそが、ボクにとって2WAYスタイルと並ぶトラキャンの大きな魅力です。テレビ番組「おぎやはぎの愛車遍歴」に出演させてもらった時も、おぎやはぎさんやゲストのピーターさんに「カッコいい!」とべた褒めしていただきましたし、キャンプ場や観光地で、周囲から「スゴイ!」「カッコいい!」という声が聞こえてきたことも何度もありました。

 

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クルマ好きで、スタイルにこだわるボクにとって、「キャンピングカーでもカッコよく乗れる」「自慢のクルマに乗れる」ことが、トラキャンの最大のメリットです☆

 


キャンピングカーライフ研究家/ライター 岩田一成

 

バンコン、キャブコンを乗り継ぎ、現在の愛車はSPL仕様のJ-CABIN HNを載せたハイラックストラキャン。
累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験と、16年以上のキャンピングカー取材経験をベースに、雑誌、WEB、テレビなど様々な形でキャンピングカーの魅力を発信中!