第51回 JCCS2026でデビューしたミスティックの最新2モデルをチェック
ライター岩田のトラキャンライフ
第51回 JCCS2026でデビューしたミスティックの最新2モデルをチェック!
今年も、「ジャパンキャンピングカーショー2026」が無事終了しました☆ 毎年1月下旬~2月初旬に幕張メッセで開催されるこのショーは、アジア最大規模を誇るキャンピングカーのビッグイベント。会場には、軽キャンパーからバンコン、キャブコン、バスコン、トラキャン、キャンピングトレーラー、輸入モーターホームまで、過去最多452台のキャンピングカーが集結しました。もちろん、様々な媒体で記事を執筆している筆者にとっても、JCCSは特別なイベント。搬入日からの5日間は、現地取材、速報の原稿執筆、懇親会出席などで目の回るような忙しさでした。イベント後半は、体調不良で解熱剤と胃腸薬を服用しながらの取材でしたが、何とか今年も乗り切れてホッとしています。今はとりあえず、頑張った自分を、自分でホメたい(笑)。
もちろんミスティックブースにも、注目のモデルがズラリと展示されていました。今年の目玉は、ベース車の変更で復活を果たした「レジストロアウルⅡ」と、フリールームを新設定したトラキャンシェル「JキャビンHT」。ショー会場に足を運べなかった人のために、今回はこの2台について解説します☆
タウンエースバンで復活した「レジストロアウルⅡ」
レジストロアウルは、キャブコンとしてはコンパクトな3ナンバーミニバンサイズのボディと、ファミリーでも快適に過ごせる居住空間を兼ね備えた、ミスティック製ライトキャブコンの人気モデルです。ベース車に採用していたタウンエーストラックの供給停止で、惜しまれつつも販売停止となっていましたが、ユーザーの熱い要望に応え、ベース車両をタウンエースバンに変更して復活を果たしました! 外壁にアルミサイディングを使用したオールドアメリカンスタイルの外装は、前モデルから受け継がれたレジストロアウルのアイデンティティ。一般的なキャブコンとは一線を画す、オシャレで個性的なフォルムが魅力です。
筆者が注目したのは、ベースがトラックからバンに変更されたことによる低重心化です。通常トラックベースのキャブコンは、リアフレーム上部に居住用シェルを載せるため、必然的に重心が高くなります。それに対し、低フロア構造のバンをベースにしたキャブコンは、重心が低いのが最大の利点。リアサスペンションがリーフスプリングではなく、乗り心地に優れたコイルスプリングであることも、走行性能面におけるアドバンテージです。ミスティック独自のボディバス工法による軽量シェル、街中でもキビキビ走れるコンパクトなボディサイズ、豊富にそろったサスペンション強化用オプションパーツの相乗効果で、キャブコンとは思えないほどスムーズかつ快適な走りを期待できます。
室内右手のシートは、対面タイプと横向きソファの2種類からチョイス可能。大きなバンクベッドやフリールーム、独立したキッチンスペースも完備されているので、2人旅から家族旅、ペット旅まで幅広い用途で快適に使用できます。バンベースの恩恵(低フロア化)で、エントランスステップの乗り降りもラクになり、実内高もゆとりの1920mm(前モデル+150mm)を確保。既存モデルの魅力をさらにアップグレードした、完成度の高いライトキャブコンに仕上がっています。
フリールームを装備できる「JキャビンHT」
三菱トライトン用にサイズを最適化したキャンパーシェル「JキャビンHT」のマイナーチェンジ版も、JCCR2026で初お披露目されました。最大のポイントは、フリールームが新たにオプション設定されたこと! このクラス(現行ハイラックス・トライトン用)のシェルは、室内空間がそこまで広くないため、フリールーム設置はかなりの難題……。筆者がJキャビンHNをオーダーした時も、フリールームがないことが唯一の妥協点でした。しかし、どうしても個室が欲しいとワンオフでオーダーする人が多いため、ミスティックの新提案として今回フリールームをオプションに追加したそうです。
着替えや物置きなどに使える個室が確保されているのは、車内生活における大きなメリット。ただし、このクラスのシェルに設置できるフリールームはお世辞にも広いとは言えないため、オーダー前に現物を見て自分の用途に対応できるスペースか確認することを強くオススメします。ちなみに、「トイレ必要派」である筆者のトラキャンは、通路にポータブルトイレを置いてカーテンで仕切り、簡易的なフリースペースとして使用しています。絶対に常設タイプの個室が必要なのか、簡易的なプライベートスペースで十分なのか、判断は人それぞれです。
内装は既存モデルと同様で、横向きソファの対面ダイネットを採用しています。このレイアウトは、開放感があることと、ファミリーでテーブルを囲めることがメリット。正面奥には、トラキャン最大のアドバンテージともいえる大きなバンクベッドが完備され、ダイネットをベッド展開すれば、最大5名分の就寝スペースを確保できます。
JCCSのミスティックブースには、今年も「ルックス」「個性」「快適性」を兼ね備えた、魅力的なキャンピングカーが勢ぞろいしていました。気になるモデルがある人は、ぜひミスティック双葉店や湘南店に足を運んで、実際の車両を見学・体験してみてください。「レジストロアウルⅡ」については、キャンピングカー情報サイト『キャンピングカースタイル』(https://camping-cars.jp/)で、あらためて詳細な紹介記事を掲載しますので、そちらもお楽しみに!
キャンピングカーライフ研究家/ライター 岩田一成
バンコン、キャブコンを乗り継ぎ、現在の愛車はスペシャル仕様のJ-CABIN HNを載せたハイラックストラキャン。
累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験と、17年以上のキャンピングカー取材経験をベースに、雑誌、新聞、書籍、WEB、テレビなど様々な形でキャンピングカーの魅力を発信中!

















