第49回 ディープなトラキャンミーティングに参加してきました!

ライター岩田のトラキャンライフ

 

第49回 ディープなトラキャンミーティングに参加してきました!

 

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紅葉の時期も過ぎて、いよいよ寒い冬がやってきました。一般的には、冬は観光やアウトドアのオフシーズンですが、キャンピングカーにとってはこれからがオンシーズン! 外は極寒の氷点下でも、FFヒーターさえあれば車内はTシャツで過ごせるほど暖かく快適になります♪ キャンプ場はガラガラで虫がいないので快適に過ごせ、人気観光地も混雑しらずでゆっくり回ることができます。キャンピングカーは、スキーやスノボなど、ウインタースポーツのベース基地にもピッタリ! とくに、4WDのピックアップトラックをベースにしたトラキャンは、豪雪地帯でも鼻歌交じりで走れる頼もしい相棒です。

 


富士の麓にトラキャン17台が大集合!

 

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本格的な冬を控えた11月中旬、RAM1500+JキャビンFTLオーナーのshunさんが主催するトラキャンミーティング「4×4 TRUCKCAMPER MEETING VOL.2」が、富士の麓のキャンプ場を貸し切って開催されました。昨年同様、今年のミーティングもミスティック佐藤社長とともに参加。会場には、関東をはじめ、関西や四国からも大小さまざまなトラックキャンパーが集まり、その数ナント17台! キャンピングカーの世界では圧倒的マイノリティのトラキャンが、これだけ一堂に会すのはかなり貴重な機会です。

 

このミーティングのこだわりは、北米に起源を持つトラキャンのオリジナルスタイル、つまりピックアップトラックにUSスタイルのシェルを積載していることが前提です。もちろんミスティック製キャンパーが大半を占めますが、4WHEEL CAMPERSのポップアップシェルや自作シェルなどもあり、バラエティに富んだトラキャンがキャンプサイトを埋め尽くしました。

 

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開会式後は、同ミーティングの名物である「愛車紹介」。オーナーがそれぞれの愛車の前で自慢ポイントやこだわりを熱く語り、17台の紹介が終わるころにはすっかり日も暮れていました。その後は、タープの下に集まって宴会。トラキャンという共通言語を持つディープなオーナー同士、さまざまな話題で盛り上がり、解散後はそれぞれのキャンパーに戻って快適に就寝しました。

 


岩田的「注目の1台」はこのトラキャン

 

このミーティングで、筆者がもっとも注目した1台は、四国から自走で参加したイチローさんのハイラックス+デシエルト-02。2024年のジャパンキャンピングカーショーでデビューしたデシエルト-02は、ミスティックオリジナルキャンパー・デシエルトシリーズの第2世代モデルです。シェルを積載した状態でもリアゲートを閉めることができ、車両の全長内にすっぽりと収まるのがポイント。海外オーバーランドシーンで人気のポップアップスタイルが、実にスタイリッシュです!

 

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イチローさんのトラキャンは、四国から長距離を走ってきたとは思えないほどピカピカで、オーナーの深いクルマ愛とトラキャン愛が感じられました。オーナーがハーレーのサイドカー乗りということもあり、キャンパーのサイドとリアはハーレー風のピンストでセンス良くカスタム。もともとスタイリッシュなポップアップスタイルのデシエルト-02を、自分流のセンスでさらにCOOLに仕上げているのが素晴らしい! 今後もカスタムを追加するとのことなので、完成したらぜひ本コラムやYouTube動画などで詳しく紹介したいですね☆

 


「トラキャン乗り」という人種

 

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ミーティングに集まった17台はどれもこだわりが詰まったトラキャンばかりでしたが、それに負けじとオーナーも個性派ぞろいでした。トラキャンは、日本では圧倒的少数派。それでもあえてトラキャンを選ぶ人は、必ず何らかのこだわりを持っています。居住性・快適性を求めてキャンピングカーを購入するなら、キャブコンを選べばいいだけの話なので。

 

トラキャンオーナーには、サーフィン、釣り、バイク、DIYなど、自分流のライフスタイルを確立している人が多い印象です。バンコンやキャブコンなど一般的なキャンピングカーの集まりに比べると、年齢層は少し若め。これは、トラキャンの2WAYスタイルが、アクティブなライフスタイルのユーザーに好まれることが理由かもしれません。ピックアップトラックの荷台にバイクを積載する人、サーフィンやスノボのベース基地にする人など、使い方も人それぞれ。今回初めて参加したタンドラ+4WHEELのオーナーはバスプロで、トラキャンで大きなバスボートを牽引する予定と話していました。そんな個性派オーナーぞろいのミーティングなので、夜の宴会はトラキャンの話にとどまらず、アメ車やハイラックスなどピックアップトラックの話、趣味や遊びの話までさまざまな話題で盛り上がりました。

 

あえて“癖の強い”トラキャンを選んだオーナーは、筆者も含めて例外なくトラキャンに強い思い入れを持っています。トラキャンのカッコよさに負けず、オーナーも自分流のライフスタイルを確立したスタイルのある人ばかり。今回のミーティングで、普段は会う機会の少ないトラキャン乗りと交流できて刺激になったし、あらためて「トラキャンの世界に足を踏み入れてよかった」と実感させられました。

 

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キャンピングカーライフ研究家/ライター 岩田一成

 

バンコン、キャブコンを乗り継ぎ、現在の愛車はスペシャル仕様のJ-CABIN HNを載せたハイラックストラキャン。
累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験と、17年以上のキャンピングカー取材経験をベースに、雑誌、新聞、書籍、WEB、テレビなど様々な形でキャンピングカーの魅力を発信中!