タンドラのうんちく(第1回)~タンドラ購入への道標

2015年01月01日

タンドラとは

 トヨタが1999年終わりからアメリカの3大メーカーのドル箱市場フルサイズピックアップのカテゴリーの分野で初めて販売をした車輌がタンドラ。
当初はシングルキャブとアクセスキャブの2種類で、エンジンもV6、3.4L及びV8、4.7Lの2種類の販売でした。
2004年モデルからダブルキャブがラインナップに加わり、2005年モデルから5速オートマ追加、3.4Lに変り4Lエンジンの追加、4.7Lエンジンの馬力アップとなっております。一番古いモデルは2000年モデル。
現在日本の中古車市場で出回っているものはほとんどがこの年式で、走行距離の問題からなかなか手が出しにくいのもまたこの2000年モデルですね。しかしこのいタンドラ、壊れないのですよ。
だから色々な工作をしたくなる誘惑に負けてしまう人間が出てきてしまうのでしょうね。
私は走行距離は日本とアメリカでの差からそう気にしなくてもよいと思っております。目安は簡単にマイル数値をそのままキロに換えてしまう事。メーター読みの数字は実際の数値はキロに直せば×1.6。
しかし1日に走る距離がアメリカは多いですから日本で使われた場合の消耗度と比較したらキロ変換しないでそのままのマイルの数値が走行キロ数となる程度の消耗だとお考えください。日本の感覚の5万キロとアメリカの3万マイルは全然違いますから。

 

中古車購入のポイント?

 タンドラを選ぶ場合にまず尋ねられるのがV6とV8のエンジンの差。
まず基本的にはV6には4WDないとお考え頂いて結構なのでそこでまず4WDでなければいけない方にはV8しかないと決まってしまいます(実際はある年数にV6の4WDの5速ギア車があった)。
2WDでもかまわない方は選択肢がすごく増えます(というのがアメリカでは4WDの車輌は非常に少なく希少車扱いされて価格は高いですし、また選択出来るほどの台数はないですからそこそこ程度が良かったら色はさておき思い切らないといつまでたっても手にはいりません)。
とにかく2WDの車輌は溢れていますから、お好みの物がきっと探せます。
 2004年モデルからは旧ダブルキャブが出ていますので、人気は完全にダブルキャブへ移っておりました。しかしこのダブルキャブ、今は大分リーズナブルかなと思える価格となってまいりました。大きさはちょっと日本では正直な所大きいかな?と思うレベルですが、現行よりはまだ運転しやすい。アクセスキャブでも約5.5mですから日本では実際はアクセスキャブが日常には良いのかなぁとと思います。現行型タンドラの場合は一番小さくても約5.7mですからもう完全にフルサイズトラックの領域になってしまいました。
  次に登録上の関係の話。2003年モデルまでは車輌総重量2.5t以下に限り排ガス検査が義務付けられておりましたが、2004年モデルからは3.5t以下に義務付けに変りましたので2004年モデル以降の車輌にはすべて排ガス検査が必要になります(一度とってしまうと合計10台分取れますが)。更に2010年からは加速騒音試験もあります。そのためそこの費用はやはり価格の上乗せとなってしまいますので2003年モデルをお求め下さった方がリーズナブルですね。
でももう約10年過ぎている車となってしまいしたのいでその場合はよりメンテナンスがしっかり出来るショックにてと思います。

タンドラのクルーマックスのご希望を最近よく聞きます。当社には現在デモカーはありませんのでご覧はいただけませんが、豪華さはグレードによって雲泥の差があります。日本では結構な大きさの部類となりますので憧れだけで購入するととり回しには苦労するかもしれません。
でもそれも慣れの問題は大きいですが。キャンパーを載せる前提ならば、ダブルキャブがお勧めです。どうしてもクルーマックスだ!という方には当社が独自に製作するキャンパーシェルがありますのでまあ問題はないのでけど。


第1回まとめ(個人的な見解話含む)
トヨタ車は良くも悪くもトヨタらしさがあります。
良さはもちろん壊れない、スムース、運転が楽などです。悪いというか負の面は、トヨタの車は大きなのから小さいのまで皆乗車感覚が同じ感じ、特別な何かを感じない、無機質な感じ、明らかに高価。でも確実なことは、買って間違いは絶対にないので安全パイな車であるということです。
個性を取るか無難をとるかということでしょうね。私は・・一度は乗るべきだと思いますし絶対に間違いはないけど、ピックアップトラックの一番肝心な何かは希薄かなと思っています。
パワーを感じるエンジン、疲れない運転など素晴らしいのですが、長く乗っていると正直飽きてくるかなぁと感じるのは私だけでしょうか?でも絶対安全パイですので後は皆様お考えください。初めての大型ピックアップトラックとしては最高の車ですね。

 

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