トレーラーに対する疑問 その1

2020年01月12日

「レジストロ・クコ」 いよいよ今月末に迫りましたジャパンキャンピングカーショーにて正式販売開始となります。 つきましては、数回に分けてキャンピングトレーラーについての基本的なお話しをしていこうと思います。

 

先ずは、 「そもそも軽自動車でキャンピングトレーラーなど牽いても良いの?」という疑問から。

 

「牽引可能なキャンピングトレーラ等の重量」が車検証に記載された牽引車の能力の範囲内であれば牽引可能です。これが答えです。 大型車も普通車も軽自動車も変わりません。 これが法定上の解釈です。

しかし牽引能力と自動車メーカーが牽引を勧める勧めないの話は別です。日本においては何故か?自動車メーカーはトレーラーを乗用車で牽引することに対して、余り良い対応はしてくれません。特にハイブリッド車などは牽引はやめて下さいとまで言っております。

海外ではどうでしょう? 北米とヨーロッパで話をします。 ます北米。アメリカでは大きなピックアップトラックやSUVでキャンピングトレーラーは牽く方が多いです。トレーラーも大きく重いからそうなりますね。 ヨーロッパでは比較的通常の乗用車で牽く姿をよく見ます。 私の経験上では、明らかに通常の乗用車で牽いた方が楽でした。以前約8m程度のヨーロッパ製の牽引免許がないと運転できないトレーラーを牽いていましたが、ダッジラムピックアップとBMWミニクラブマンと両方で試しましたがミニの方が全然安定していて楽でした。色々な要素がありますので一概にどちらが良いとは言えませんが、自分の中で勝手に決め付けていた概念がどれだけいい加減か、知らない事、未知の事、経験のない事に対して否定的になるのか思い知ったものでした。

車自体の強度については解釈が人それぞれで、これまた皆考え方が違います。フレーム車とモノコック車ではもちろんフルーム車の方がトレーラーを牽くなら安全パイとは思いますが、決してモノコック車の乗用車が全くダメなわけではないと思います。どちらにしても無理な、通常想定しない様な荒い過酷な運転状況でトレーラー牽いて大丈夫か?となればそれは良くないでしょうし、あくまで法定速度を守った安全運転で、荒いことしないが基本ならば十分耐えうるものと私は思います。

少ない距離の一例ですが、年末に甲府-大阪往復約1,000kmラパンで走って来て、念のため牽引装置の取付部をバラして再点検致しましたが、何ら問題はありませんでした。

今回はここまで。また定期的に書いていきます。

ミスティック佐藤